ISMS年会

ISMS 2011 年会

2011国際数理科学協会年会

国際数理科学協会年会を次のように行いました。

*	2011年度年会講演題目
国際数理科学協会2011年度年会
「統計的推測と統計ファイナンス」分科会研究集会
世話人: 地道正行(関西学院大学商学部)
連絡先: 熊谷悦生(大阪大学大学院基礎工学研究科)
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日時:2011年8月27日(土) 10:00〜16:30
場所:大阪大学基礎工学部 B棟 102教室
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プログラム
午前の部
10:00〜10:30 渕上 貴允 (大阪府立大学 大学院 理学系研究科)
『ベイズ法を用いた信頼性解析』
10:30〜11:00 古川 敦雄, 笹倉 隆広 (大阪府立大学 大学院 理学系研究科)
『ブラック・ショールズモデルにおけるデリバティブ価格評価の研究』
11:00〜11:45 宮本 大輔 (東京大学情報基盤センター)
``A clustering approach to verify the availability of users' past trust decisions''

午後の部
13:00〜13:40 熊谷 悦生(大阪大学 基礎工学研究科)
『GARCHモデルの変遷』
13:40〜14:20 地道 正行(関西学院大学 商学部)
『統計的機械学習とその応用 -混合正規分布に関するパターン認識-』
14:20〜15:05 藤井 孝之(大阪大学 大阪大学 金融・保険教育研究センター)
『ストレス解放モデルにおけるノンパラメトリック推定 』

15:05〜15:15 休憩

特別講演
15:15〜16:15 林利治 (大阪府立大学 理学系研究科)
『 Hazard 関数の kernel 推定について 』
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国際数理科学協会2011年度年会
「確率モデルと最適化」部会    研究集会

日時:2011年8月27日(土) 11:00〜16:30
場所:大阪大学豊中キャンパス 基礎工学部本館B棟1階 B105教室

プログラムと講演概要

(1)桝屋聡(大阪大学) 「大きな提携の提携値が不明な協力ゲームとそのShapley 値の考察」
 概要: 古典的な協力ゲームの理論では,全ての提携値は既知と仮定しているが,
現実の問題ではいくつかの提携値が既知ではないことが多い.
そこで近年,桝屋らによって一部の提携値のみがわかっている不完備情報協力ゲームが検討され始めた.
本発表では,上記の研究において残されていた未解決問題に対する検討を行う.

(2)加島智子(近畿大学) 「個人の到達度に応じた学習支援のための問題の分類と課題作成法の提案」
概要: 近年,eラーニングシステムは教材の公開などを容易にできることから利用者は増加傾向にある.
しかし学習者に対して共通の教材提供をおこなっており,個々に対応できていない.
そこで本研究では,eラーニング利用者の各学習領域での理解度や得手不得手に対応した
”個人対応”を考慮したeラーニング開発を目指す.


(3)佐井りさ(大阪大学) 「A Dynamic Theory of Corporate Financing」
慨要: An interplay of dynamic optimization and frictions in financial markets creates an interesting theory of corporate finance. 
We extend the dynamic theory of a firm's optimal investment policy, which was developed during the three decades starting in 1960s, 
to the issue of optimal dividend and financing policy. 
To our knowledge this is the first within such attempts to predict that the optimal financing policy comprises a regime-dependent "pecking-order." 
The different regimes depend on the sizes of various forms of financial frictions, such as the cost of issuing stocks, 
taxes on dividend payouts, and the relative magnitudes of borrowing rate, lending rate, and riskless discount rate. 
The Jorgenson-Modigliani-Miller theory corresponds to the case of no frictions.
 Our model also generates nonlinearities such as intermittentness, lumpiness, and hysteresis in firms' investment and financing behavior.

(4)松林伸生(慶応大学) 「ホテリングモデルを用いた競争的マーケティングに関する均衡分析」
   概要: ホテリングの複占モデルを用いたマーケティング戦略の分析として,ブランド差別化された企業間の製品カスタマイズ競争についてとりあげる.
ホテリングモデル上の製品ポジショニング競争に関しては経済学の分野で 既に多くの結果が知られているが,
それらとの違いや経営科学/工学としての貢献について,注意深く議論したい.

        国際数理科学協会「確率モデルと最適化」部会
       世話人:菊田健作(兵庫県立大学)、 寺岡義伸(近畿大学)
           (共催)日本オペレーションズ・リサーチ学会 「不確実性環境下での意思決定科学」研究部会
担当主査: 三道弘明(大阪大学)
幹事: 小出武(甲南大学),北條仁志(大阪府立大学)